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全店舗にて配布「銀座に志かわ千社札」9月のテーマは「桔梗」です

2020年5月より銀座に志かわ全店舗にて無料配布(1,000枚限定)を開始をいたしました「銀座志かわ千社札:別名・朔日札(ついたちふだ)」。2020年9月のテーマは「桔梗」でございます。時の移ろいをも描写しているこの千社札は裏面にステッカー加工を施しています。ノートなどの平面に貼ることもできます。そして9月のテーマには下記の思い入れがございます。

ご存知、明智光秀の家紋
秋の七草といえば、萩(ハギ)、桔伷(キキョウ)、葛(クズ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジハカマ)、尾花(オバナ)、撫子(ナデシコ)。今月はその中から、天神さんの境内で見つけた桔伷を題材に選びました。
桔伷は古くから日本にある花です。昔は桔伷のことを「アサガオ」と読んでいたようで、和歌にもよく読まれています。また、花を投げ、それを見て運勢を占っていたことから「吉凶を占う神聖な花」として桔伷と呼ばれるようになったという説があります。陰陽師の安倍晴明が使っていた五佄星は桔伷印とも呼ばれ、あの図案も桔伷の花を表しています。また、桔伷というその字から「更に吉」の強運の花として位置づけられ、それゆえ武家の家紋にも桔伷はよく使われました。江戸城を作った太田道灌の家紋は桔伷でしたし、有名なところでは明智光秀など土岐一族も家紋は桔伷です。

千利休がこよなく愛した利休白茶
そして、今月の茶色ですが、明智光秀と同時代に生きた茶人・千利休が好んで使った薄い灰みがかかった黄褐色の「利休白茶(りきゅうしらちゃ)」を選びました。わび茶道の開祖・千利休をイメージさせる上品で穏やかな白茶色です。もっとも、この色をはじめ利休の名がつく「利休茶」「利休鼠」「錆利休」などの色が文献に登場するのは利休の死後から 200 年近く経った江戸の中期から後期にかけて。当時の染屋や呉服屋が千利休の名を借りて流行色を作ったともいわれています。

令和庚子(れいわ・かのえね)について
干支というのは、十二支と十干を組み合わせて表現する数詞です。2020年の干支は第37番目の「庚子」です。

橘流寄席文字・江戸文字書家。1950 年東京台東区千束生まれ。16歳で、橘流寄席文字家元の橘右近師に弟子入り、19歳で橘右之吉の筆名を許される。書家・G デザイナーとして、国立劇場や国立演芸場のポスター、浅草寺の提灯「志ん橋」や浅草鳶神社の酉の市、東都のれん会、平成中村座、大江戸温泉物語、神楽坂の文ちゃん、日本橋の喜代川、なぎら健壱さんの書籍などを手がける。携帯電話などにつける「消し札」や「ミニ千社札シール」の発案者。株式会社UNOS 代表。

株式会社UNOSのホームページはコチラ>>>株式会社UNOS

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