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全店舗にて配布「銀座に志かわ千社札」2021年1月のテーマは「富士山」です

2020年5月より銀座に志かわ全店舗にて数量限定にて無料配布を開始をいたしました「銀座志かわ千社札:別名・朔日札(ついたちふだ)」。2021年1月のテーマは「富士山」でございます。時の移ろいをも描写しているこの千社札は裏面にステッカー加工を施しています。ノートなどの平面に貼ることもできます。そして1月のテーマには下記の思い入れがございます。

一富士、二鷹、三茄子
さて、1月の銀座志かわ千社札はお正月ということですから、めでたい富士山を描いてみました。やっぱり私たち日本人にとって、霊峰富士は特別な存在。富士山からこんな風にお天道様が昇って来ることはないと思いますが、そこは古来からおめでたい構図としてされているわけで、ご容赦を。あしらいに、季節を先取りして、梅の花を添えております。そして、富士山の上空高くを舞っているのは鶴でございます。「鶴は千年、亀は万年」。鶴と亀は寿命が長い代表で、めでたいものとされてきました。縁起の良い賀寿などの際に使われます。 実際の寿命は、鶴がタンチョウヅルで20 ~ 30年、亀はゾウガメで100 ~ 200 年だそうです。

さて、お正月といえば、初日の出、初詣、そして初夢ですね。昔から「一富士、二鷹、三茄子」といって、初夢にこれらが出て来ると縁起が良いとされてきました。なぜこうなってるかについては諸説あります。特に「茄子」についてはなんでまた?と思われるかもしれません。しかし、茄子というのは、咲いた花は必ず実となる、今風に言えばコスパの高い野菜です。100発100中で実がなるわけですから縁起が良いとされてきました。諸説の中には「徳川家康の好きなものの順番」とか「家康の居城があった駿河国で高いものの順番(この場合は鷹は愛鷹山、初茄子は値段が高かった)」とか家康がらみの説が多いです。中には日本三大仇討ちだという物騒な説もあります。富士は曽我兄弟の仇討。これは歌舞伎の演目になっていて、富士の裾野が舞台です。鷹は忠臣蔵。主君・浅野内匠頭の浅野家の家紋が鷹でした。茄子は新陰流の剣豪・荒木又右衛門の「伴屋の辻の決闘」。舞台となった伊賀は茄子の産地でした。また、江戸の駒込には、富士神社があり、鷹匠屋敷があり、駒込茄子が名産物であったことに由来するという説もあります。江戸時代の川柳に「駒込は一富士二鷹三茄子」と詠まれました。そのほかにも色々あります。ちなみに、「四扇、五煙草、六座頭」と続きます。昔の人はいい夢を見るために、宝船の絵を枕の下に入れて寝たそうです。また、悪い夢をみたときは、夢を食べる動物「獏」の絵を描いて、川に流すといいそうです。今の時代は川に流すのは NG なので、破って捨てるとか、「この夢を獏にあげます」と唱えてもOK。ちなみに、今日の初夢は元日の夜から2日の朝にかけて見る夢が一般的ですが、本来は2日から3日の朝にかけてみる夢でした。まあ、これも諸説ありということです。

今回の四十八茶は香色。お香や漢方薬、料理のスパイスにも使われる「丁字(クローブ)の木」の色です。

橘流寄席文字・江戸文字書家。1950 年東京台東区千束生まれ。16歳で、橘流寄席文字家元の橘右近師に弟子入り、19歳で橘右之吉の筆名を許される。書家・G デザイナーとして、国立劇場や国立演芸場のポスター、浅草寺の提灯「志ん橋」や浅草鳶神社の酉の市、東都のれん会、平成中村座、大江戸温泉物語、神楽坂の文ちゃん、日本橋の喜代川、なぎら健壱さんの書籍などを手がける。携帯電話などにつける「消し札」や「ミニ千社札シール」の発案者。株式会社UNOS 代表。

株式会社UNOSのホームページはコチラ>>>株式会社UNOS

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