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全店舗にて配布「銀座に志かわ千社札」8月のテーマは「蓮の花」です

2020年5月より銀座に志かわ全店舗にて無料配布(1,000枚限定)を開始をいたしました「銀座志かわ千社札:別名・朔日札(ついたちふだ)」。8月のテーマは「蓮の花」でございます。時の移ろいをも描写しているこの千社札は裏面にステッカー加工を施しています。ノートなどの平面に貼ることもできます。そして8月のテーマには下記の思い入れがございます。

七十二候:蓮始開(はすはじめてひらく)
半月毎の季節の変化を示す二十四節気をさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。日本でも、江戸時代に入って日本の気候風土に合うように改定され、「本朝七十二候」が作られました。現在主に使われているのは、明治時代に改訂された「略本暦」のものです。ちなみに「気候」ということばは、この「節気」と「候」からできています。
さて、二十四節気で7月中旬ごろが「小暑」。そして、下旬から8月の初めにかけてが「大暑」となります。その小暑の中ほど(7/12-16)が七十二候の「蓮始開」です。つまり、この時期に蓮の花が咲き始めます。今はまさにその最盛期。私の工房の近くの上野・不忍池ではその咲き乱れる様を見ることができます。
 はじめて蓮や蓮の花を見た人は一様にその大きさに驚きます。想像以上に大きく、しっかりした植物なのです。仏像の台座には蓮の花があしらってありますが、さもあらん。蓮の花をしばらく鑑賞していると、その上を歩いてみたい。「歩けるんじゃないか?」という衝動に駆られます。それくらい大きな植物です。そして、その花は毎朝、「ぽん!」という大きな音を立てて咲くとの噂も。真偽のほどは定かではありませんが、ぜひ、早朝、お近くの蓮池を訪ねてみてください。
フーテンの寅さんの主題歌「男はつらいよ」に「溝に落ちても根のある奴は、いつかは蓮(はちす)の花と咲く」という歌詞があります。お釈迦様が歩いた後には蓮の花が咲くとも言います。蓮は泥水に浸かって育ち、世間の辛酸を舐め、悟りの境地で花開くのでしょうか。

かつて銀座の象徴だったレンガ
明治の頃、銀座の街はレンガ造りだったのをご存知ですか?道にはレンガが敷き詰められ、建物も全てレンガ作りの西洋風の市街地だったのです。これは船で横浜に入港し、鉄道で新橋まで来て、馬車で居留地の築地まで向かう外国からの来客に、日本の国威を示すべく、明治政府が整備したのです。しかし、関東大震災であえなく崩壊。今ではその名残を丸の内の一角に見ることができます。今月の茶色はそんな銀座に縁のある「レンガ色」です。

令和庚子(れいわ・かのえね)について
干支というのは、十二支と十干を組み合わせて表現する数詞です。2020年の干支は第37番目の「庚子」です。

橘流寄席文字・江戸文字書家。1950 年東京台東区千束生まれ。16歳で、橘流寄席文字家元の橘右近師に弟子入り、19歳で橘右之吉の筆名を許される。書家・G デザイナーとして、国立劇場や国立演芸場のポスター、浅草寺の提灯「志ん橋」や浅草鳶神社の酉の市、東都のれん会、平成中村座、大江戸温泉物語、神楽坂の文ちゃん、日本橋の喜代川、なぎら健壱さんの書籍などを手がける。携帯電話などにつける「消し札」や「ミニ千社札シール」の発案者。株式会社UNOS 代表。

株式会社UNOSのホームページはコチラ>>>株式会社UNOS

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